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7月26日、中野区第十中学校体育館で「親子クリニック」を実施した。親子ペアに加えて、家族や+友人も合わせて4グループの参加。会場へ18時半くらいに来て頂きたいと通知していたが、どなたも早めに来て会場正門で待機しておられた。これまでは野球教室
には、中日ドラゴンズか名球会のユニフォームを着ることが多かったが、この日は別だった。ある人が言うには、「谷沢さんがYBCフェニーズのユニフォーム姿で現れたとたん、皆さんの眼が大きく見開かれて、驚いたような緊張しているような感じでしたよ。あるいは、本当に無料で良いのだろうかと一瞬、とまどったのかもしれませんね」。
すぐに、管理にあたる事務の方に許可証書類を提示し、体育館使用の注意事項などを説明をしていただいた。親切で丁寧な説明だった。
今回の発想の原点はこうだ。日頃、近隣の中学校体育館では夜間にバレー、バスケ、卓球等のスポーツ活動が楽しく行なわれているのを見て、「野球塾も可能かなー」と思ったことである。YBCフェニーズが5月の千葉県予選で3連覇を飾った後、中野区役所の担当者に尋ねてみると、「中学校の副校長か校長に聞いて見て下さい。学校側が趣旨や目的を理解すれば使用できますよ」と回答してくれた。すぐに学校を訪ねた。
最初は両先生とも不審な表情だったが、事情を説明したところ快く応対して頂いた。申請書類を提出してから10日余り、使用許可が下りた。NPO法人主催なので使用料は免除された(かりに使用料を払っても2千円ほどだが)。5月に申請、7月に開催というのは、特別扱いされたわけではない。YBCや私の活動について、行政当局にあれこれことおっしゃる向きもあると耳にするが、行政当局は市民に対して常に平等であるということを記しておきたい。
終了後、受講者のK氏から次のようなメールが届いた。
☆谷沢健一様、運営事務局ご一同様。先日は無料親子野球クリニックに参加させていただきまして誠に有難うございました。帰宅すると家族皆起きていて待ち構えており、早速撮影したビデオの上映会と相成りました。 実は今回の参加については、谷沢健一という、まさにトップレベルの野球人の方が、果たして低学年のお子さんまで含めて、どれだけこちら側の目線で教えて頂けるものだろうかという不安も正直ありました。(持っている素質や、モチベーションも相当異なるでしょうから・・)しかしそんな心配は杞憂で、我々に目線を下げてフランクに接していただき、子供たちもにこやかに、リラックスして、のびのびと練習できていたように思います。 そして我々の側のレベルに合わせて的確な指導をしてくださり、さらには、参加者ひとりひとりに、じっくりと時間をかけて下さり、2時間で4人というのは、本当に望外の贅沢な時間でした。私たちが所属する野球チームでも、なかなかひとりひとりにこれだけの時間をかけて指導することはままならず、結果として、流してしまっていることがたくさんあります。ひとりひとりにきちんと向き合おうとされるその姿勢。この点についても自省させられました。(以下略)
同じく受講者のM氏からも頂いた。
☆谷沢健一様 昨日は大変お世話になり本当にどうもありがとうございました。同僚のA氏からお噂はお聞きしていましたが、本当に気さくにまた熱心にご指導いただき感激でした。また息子も大変喜んでおり、当日実は熱があり、本人も出席させていただくか迷っていたのですが、いろいろと親切に教えていただき、帰りの車の中では元気に回復!野球ノート早速つけようと気合十分でした。親子ともども本当に楽しく、また貴重な体験をさせていただき、感謝の気持ちがうまく表現できません。本当にどうもありがとうございました。またもし許されれば、是非にも今後ともご指導いただければ幸甚に存じます。なお当日の写真を添付させていただきますので、ご査収願えればと存じます。まずは取り急ぎ御礼まで。
私も事前にそれぞれの方と、次のようなメールの交換を行ったので、一部紹介したい。
☆初めまして。息子は小学6年生で、F市の少年野球チームに所属しております。本人はずっと野球をやりたがっていたのですが、親の方が本当にやっていけるか心配で、実際に野球をやり始めたのは5年生の途中からで、すでに基礎練習は終わっており、試合主体の練習になってしまっておりました。私も野球は大好きなのですが、実際に本格的にやったことが無く、ちゃんと教えることができません(こんなに息子が野球が好きならば、もっと早くやらせてやればよかったと後悔しきりです)。そこで是非教えていただきたいのが、バッティングの基本です。息子は6年生にしては体も小さく、そこそこバットに当てるのは出来るようですが、遠くにパシッとしたあたりを飛ばすことができません。非力なのもあるとは思いますが、体重の乗せ方が上手くできていないのかと素人ながら考えます(最近は少し足を大きめに上げて、振り切るようにさせていますが、いかがなものか・・・)もし機会を与えていただけるならば、是非息子にコツを教えてやってほしいと存じます。よろしくお願いいたします。
その返信
☆申し込みを頂きありがとうございます。御子息の事情も良く理解しましたが、5年生で既に基礎練習が終わってしまうとは驚きですね。人数の多い少年野球チームは特に基礎を指導できる環境も作るべきと思いますが、どこへ行ってもそのような悩みを抱える保護者の方々から質問を受けたり致します。想い出すのは中日時代の大島選手です。彼が本格的に野球を始めたのは高校へ入ってからです。中学生の時は、バレーボール部だったと言っておりました。同時に野球も好きであったとは思いますが、他スポーツでバランスの良い身体も作られていたのでしょう。遅咲きの選手でしたが、2000本安打も達成しておりますからね。見えないところでの努力が成功に導いたのでは・・・。このような例からも、決して急ぐ必要はありません。
以上のような野球クリニックだった。当日、ナガセケンコー社がティーボール用具を寄贈してくださった。感謝々々である。総合企画社の窪寺氏に手伝って頂いたし、CSプロ野球ニュースの武田氏にも取材して頂いた。両氏にも大いに感謝する次第である。


※この他写真もYBCホームページに近日中に掲載します。
前回掲載について、経緯を補足しておきたい。
平松氏の初メール「お世話になります。愛知県ティーボール連盟副事務局長平松と申します。本年度、日本連盟総会時ご挨拶させて頂いたものです。いつも、ブログ楽しみに拝見させて頂いております。私事ですが、愛知県の犬山市という田舎町でスポ少軟式野球の指導をしております。5年生中心ですので最近は、ティーボールは少しご無沙汰しておりますが。5年生ともなりますと、チーム内では選手の差が若干出始めるころで戦術的な話や、基礎と指導法に少し悩みを感じている日々です。私自身も、プロ野球OBの指導者講習会等々出席してみたのですが直接、今の子供たちに噛み砕いて説明が難しかったのが現状です。愛知県の田舎ですので、大きな声で”お願いします”と申し上げにくいので近くで機会が有ればご相談させていただけると幸いです。恐縮ながら、思いきってご連絡してしまいすみません。宜しくお願い致します」。
私の返信「勝手ながら、6日の予定を延期させて頂けないでしょうか。皆様方が楽しみにしているかと思いますが、体調を調整致しませんと却ってご迷惑を掛けてしまいます」
私の2信「7月18日(日)は如何ですか。おそらくスポーツ少年団の予定があるかと存じますが、私の名古屋での中継が19日の担当ですので経費も掛らないと踏んでいます」。
平松氏からの即座の回答「お世話に成ります。7月18日(日)日程確保出来ました。時間等につきましては、谷澤様のご都合で構いません。迎え等こちらで準備致しますので、お時間ご指示下さいませ。グランドにつきましては、前回はナイター設備のあるグランドを確保しておりましたが、今回は日も長く成って来ておりますので専用グランド(小学校)でのご指導をお願い致します。大変お忙し中遠方までのご指導大変恐縮ですが宜しくお願い申し上げます。天候が良いことを祈ってお待ちしております」。
私の3信「素晴らしい野球塾案内のパンフレットが作られましたね。皆さんがお待ちになっていたことが心に響きます。私は晴れ男を自称しておりますので、グランドで野球教室が行われると思いますよ。17時からスタートしましょう。当日、名古屋から犬山までは名鉄電車で移動いたします。途中連絡をしますので、犬山(柏森駅)でお待ち下さい。指導前・指導後の食事は気を遣わずにお願い致します。翌日は中継を控えていますので、帰りだけ車で送って頂ければ助かります」。
というような経緯である。こうした経緯で実現することに私は価値があると思っている。誰かが何もかも用意してくれることに慣れている人には面倒なことだろうが、このような「手作り」こそ私の願うところである。翌日、平松氏ご一家が参加者の皆さんを代表して挨拶に見えられたが、まだ感激の思いが残っているとおっしゃっていた。
*無料野球塾は、写真やメールやQ&Aについて公表する場合があることを、事前に受講者の了解を得ていますので、上記のやりとりを掲載したくなりました。重複する箇所もありますが実践した生の声が伝わってくるのではないかと思います。

初めて公に無料野球塾の募集をしたのが3月18日だった。すると、その翌日、愛知ティーボール連盟の平松副事務局長氏から申し込みを頂いた。平松氏は犬山市で少年たちに軟式野球の指導をしているという。「5年生中心のチームだが、基礎技術や戦術等の指導を向上させたくて、プロ野球OBによる指導者講習会にも出席して勉強しているが、今の子供たちに噛み砕いて説明するのはなかなか難しいいのが悩み」だそうだ。
平松氏は仕事で月に2度は東京出張があり、それを利用して4月にオリエンテーションを行い、5月6日に指導を実施することが決まった。わざわざ、ナイター設備のあるグランドを確保するという準備の整えようだった。だが、4月に引いた風邪が悪化して、私の都合で延期する羽目に陥った。
それやこれやで、けっきょく7月18日に実施と決まり、立派な「野球無料塾 案内パンフレット」まで作成してくれた。実はこの日はYBCフェニーズの練習試合日であり(3月〜11月の日曜日はほとんどが試合日である)、相手チームの東京弥生クラブの方々には失礼だし、YBCの選手諸君にも申し訳なかったが、上記のように一度迷惑をかけたことだし、日を前後して名古屋での試合解説の仕事もあるので、敢えて練習試合の方を欠場にしたのである。
経緯は以上だが、何よりも平松氏の準備に感謝したい。欲得も打算もなく、子どもたちの成長のために、子どもたちの成長が自分の喜びであることを氏の一挙一動が示していた。
YBCフェニーズについては、頻繁に久保田助監督から報告を受けているし、加藤部長ともあいかわらず連携を密にとっている。スタッフはもちろんのこと、選手たちも川村主将・山崎選手会長のもと、これまで以上にチームワークよく練習も試合もこなしている(指導者面で理不尽な命令を下したり、先輩風を吹かせて後輩選手をこきつかったりなどということはYBCには無縁である)。だからこそ、私もYBCの活動に加えて無料野球塾を行なう余裕も生じるのだ。
ほんとうは、YBCのスタッフ・選手ともに野球塾・野球教室を行なえるといいのだが、シーズン中の土日は選手自身の練習や試合でていいっぱいだというのが現状である。それでYBCフェニーズの活動とは別活動として無料塾を行なっている。


それにしても、少年野球はやはりその保護者・指導者の熱意と実行力によって支えられていることを痛感した。それは、谷沢健一旗争奪少年野球大会でも感じさせられていることだが、今回、改めて、熱意と実行力に加えて、保護者・指導者の「優しさ・暖かさ」が少年たちに深い影響を与えるだろうと思った。
試合に勝つことは大事である。だが、それ以上に大事なものがあることを少年野球の関係者が知っていると、私は信じたい。野球をする少年の喜びを第一であり、おとなが自分の喜び(例えば、試合の勝利)のために少年たちの心を踏みにじることのないことを切に望みたい。
試合後(例えば、祝勝会と称する飲み会等で)、指導者が自分はこうやってチームを強くしたと語ることも誇らしく楽しいことだろう。しかし、あの子はこんなプレーができるようになった、この子はあんなにまで上達したと嬉しそうに語る指導者とこそ、私は同席したい。
※野球塾の写真はHPにも掲載させて頂きました。是非ご覧下さい。
平松様、写真の提供ありがとうございました。
無料親子野球クリニックを開催します。
日時:2010年7月26日月曜日
場所:東京都中野区立第十中学校 体育館
時間:19時〜21時
対称年齢:4歳程度〜中学生
定員:親子10組程を予定しております。
※申し込み者の年齢層によっては組み数を減らす場合もあります。
お子様達と野球を楽しむ上での指導法・環境作りなどそれぞれのお悩みをこの機会に相談ください。
相談内容はお申し込みフォームにご記入下さい。
書類審査の上、こちらからご連絡させて頂きます。
(大変失礼ですが、非社会的企業/集団の方の参加を遠慮して頂く為です。ご協力下さい。)
詳しくはYBCホームページをご覧下さい。
http://www.ybc2005.jp/yakyujuku.html
※お申し込みの際、谷沢野球塾の注意事項をご確認下さい。
ご不明な点がありましたらこちらまでお気軽にお問い合わせください。
NPO法人「谷沢野球コミュ二ティ千葉」のホームページに、「谷沢野球塾」(谷沢野球無料塾の拡大バージョン)について掲載した。すでにこのブログで述べたことと重複するのだが、改めてその趣旨を説明したいと思う。
「谷沢野球コミュニティ千葉」は、特定非営利活動法人(NPO)として、野球のみならず、野球型競技スポーツの育成を行うという目的の下、その活動を展開してきた。私たちの理念は以下の3条である。
1. 野球型競技(ソフト、ティーボール、軟式野球、硬式野球など)を中心としたスポーツ集団として、老若男女の参集する健全で開かれたコミュニティを推進して行きたい。
2. 特定非営利活動法人として、地域に根ざしつつ、国際的な視野をもつ活動をより推進したい。
3. 上記の実践と達成のために、若く有為な青少年を育成し、スポーツ活動を通して地域を活性化する人材、国際社会に貢献する人材として送り出したい。
これらはもともと私個人の思い――野球を愛し、野球の素晴らしさを様々な人と共有するために、アマチュア野球とプロ野球のささやかな架け橋の一つを作ろう――から出発したもので、それを小さな組織ですこしずつ実行している。
生計のための仕事だけでもそれなりに多忙だが、それでも、還暦を過ぎた私にはいくばくかの時間がある。どうも「貧乏性」らしく、のんびりと我が身だけの喜びにひたって暮らすことができず、そのいくばくかの時間を、子どもたちのフリーレッスン(無料野球塾)に当てたくなって、それを今年から「ひっそりと」と開始している。
この無料塾は、
1.レッスン対象:4〜7歳児の親子(男女を問わない)それほど本格的な指導ではなく、とにかく遊びの中で楽しんでもらう。保護者には野球指導の基礎的な知識を理解してもらい、子どもに基本的なことを少しでも教えられるようにしたい。
2.レッスン対象:8〜12歳、12〜15歳(中学生)野球が好きで実際にプレーしている子どもたちに、やや本格的にバッティングを指導する。
という二つの条件に沿って行なってきている。
誤解を回避するためにあえて記せば、「谷沢野球塾」は授業料はいっさい不要である。だから、プロ野球OBの皆さんが有料で行っている野球教室・野球塾のような責任のあるレッスンではない。なにしろ、私個人のスケジュールの空いた時にのみ行うものであり、「責任あるビジネス」ではない。
また、アマチュア野球(とくに少年野球)の指導者の方々は、大きな情熱とスキルを提供しながらも、そのほとんどの方が手弁当で奮闘されているので、私もまたことさらに無償での活動であることを誇らしげに言うつもりはまったくない。
野球の裾野はまだまだ狭く、プロ野球という頂点ばかりが関心を集めるという「頭でっかち」な状況は是正されていない。本来、スポーツにはいろいろな楽しみがある。する楽しみ、見る楽しみ、支える楽しみ、育てる楽しみetc.....この中で、今、野球で最も少数なのは「する楽しみ」ではないだろうか。この「する楽しみ」の拡大・拡張が「谷沢野球コミュティ千葉」の目的なのだが、とくに幼い時に野球に興味を持った子供たちが、途中で「する楽しみ」を失ってしまうことが残念だと思う。スポーツの原点である楽しみ・楽しさが谷沢野球塾の原点でもある。
詳しくはこちらまでhttp://www.ybc2005.jp/yakyujuku.html
プロフィール

名前 谷沢健一 KenichiYazawa
生年月日 1947.9.22
出身地 千葉県
出身校 習志野高〜早稲田大学
在籍球団 中日 背番号 41
投打 左投左打
通算成績
安2062/本273/点969/率.302
1987年引退
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