今年に入ると、川島君の活動量は増大した。海外へ出かけることも多い多忙な仕事の合間を縫って、89番のユニフォームを着用し、精力的に一塁コーチにも立ち、ノックや打撃投手も務めてくれている。かつては日本IBMの野球部初代監督として采配を執っていただけに、選手たちへのアドバイスにも、一言々々、含蓄に富んでいる。
川島君の尽力によって、YBCはNPO法人の登録は終えた。今後は、我々の活動に、更なる前進と行動の責任が要求されることになる。自己利益のためではなく、社会への貢献を使命としなければならない。
2年後には柏の葉野球場も完成する。その時がはたして、「認定NPO法人谷沢野球コミュニティ千葉」の本格的な地域貢献開始の日になるだろうか。千葉県営柏の葉野球場の建築の目的が達成できるように、行政は動いてくれるだろうか。そして、それにYBCは呼応できるだろうか。県当局は動かずして机上の書類を積み上げるだけで、県民に動け動け、書類を書け書類を出せと命じ続けるだろうか。
今月二度(2日、16日)実施したオール沼南との野球教室兼合同練習の目的は、我々の理念に即した活動である。YBCのスタッフ・選手とオール沼南のスタッフ(もちろん、熱心な保護者の方々も含む)・選手が、篤志家の提供してくれている手作りの野球場(というより野球広場)という空間を活用して、心と身体を鍛え、野球を通してふれあい、かけがえのない共有感を醸成している。
YBCが借用するようになって以降、照明灯(というよりも投光器)の数も増やして下さった。そのお礼も兼ねて、YBCは、アーム式打撃マシンを設置して、オール沼南の子供たちにもどんどん使用してもらっている。この打撃マシンは、じつは吉田加工所(プロ球団のほとんどに打撃マシンを提供している知る人ぞ知る最高技術の職人メーカー)が信じられない条件で貸してくださったものである。貸与の際の吉田社長の言葉が「え!? 谷沢さん、YBCにはスポンサーがいないんですか! 手弁当ですか! それでは私も協力させてもらいますよ!」だった。なんと嬉しい言葉ではないか。
5月16日には、第2グランドに打撃ゲージも設置した。今のところ合同練習時の打撃教室やティーバッティングにしか活用できていないが、さらに、打撃ゲージにドッキングできる組み立て式の鳥かごを製作中である。それなりの出費になるが、できることはやる。
YBCの行動が稀有に見えて愚かしく見えるとしたら、それは人に「してもらう」、人に「させる」ことに慣れすぎていて、自分は汗も血も涙も流すことのない人たちの持つ目だろう。
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プロフィール

名前 谷沢健一 KenichiYazawa
生年月日 1947.9.22
出身地 千葉県
出身校 習志野高〜早稲田大学
在籍球団 中日 背番号 41
投打 左投左打
通算成績
安2062/本273/点969/率.302
1987年引退
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